2019年04月07日

『油祖離宮八幡宮 春の日使頭祭』



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昨日は、京都JR山崎駅すぐの『油祖離宮八幡宮 春の日使頭祭(ひのとさい)』へ行ってきました。


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貞観2年京都大山崎に八幡宮が建立され、この地が遊猟の足場に使われた嵯峨天皇の離宮「河陽宮」跡であったことから「離宮八幡宮」と称され現在に至っています。貞観18年、ご神体の分身を淀川の対岸にある男山に祭ることになり、4月3日に遷座が行われました。これが「男山石清水八幡宮」です。
以来、毎年4月3日に天皇の勅使が先ず離宮八幡宮へ参拝されたあと、男山参拝に向かわれるのが恒例となり、この行事が「日使頭祭」というお祭りに発展しました。
藤原定家も明月記に、このお祭りのことを記載しています。


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この日は好天に恵まれ、製油会社、油問屋、市場、小売店、新聞社など、植物油に携わっている方々が全国津々浦々、100人以上が集まり御灯明油を奉納し一緒に参拝させていただきました。


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この日は、当時の1/2大きさですが、搾油機が再現され実際に荏胡麻油の搾油もありました。
離宮八幡宮が創建された貞観年間、八幡宮の神人が長木と呼ばれる搾油機を創作し、荏胡麻油を製造して朝廷おび京都周辺の社寺へ灯明油として奉納しました。これがわが国製油の始まりとされ、古来、油業者が離宮八幡宮を油祖として崇敬しお守りしてきました。

1100年以上も前から国内で油を搾油していて、オリーブ油の国内産もまだまだこれから…!!
今秋も豊作と最高のOlive Oilが採油できることをお願いしてきました…♪


農夫 尾豊弘


posted by takao-olives at 19:22| 日記