2019年05月20日

勉強の1日

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5月17日は、イタリア シチリア州から農学者チチェロさんが来てくれ1日オリーブの勉強でした。

オリーブ畑では、剪定と施肥を中心に教えてもらいながら意見交換をしました。
花芽を見ながら花の着いていない枝を、今、剪定してもいいかどうかということです。剪定では、花の数と葉っぱの数を考えると、剪定してもいい樹としなくてもいい樹の判断方法、11月から2月にかけてオリーブの樹が休眠期に剪定することや、イタリアでは、2年から3年に1度の剪定しかしない農家もあることなど教えてもらいました。
 剪定する枝は、まっすぐ伸びた枝、葉っぱの着いていない弱った枝、枯れ枝を中心に選定していき、樹形VASOでは必ず上のまっすぐな枝は止めること…。
 樹の大きさや枝の太さを考え、どのタイミングで上の方を止めるのは、これまで悩んでいたので解決。色々考えながら剪定してきたのも正しかったことを確認できました。そして単純明快に剪定のルール化が自身の中に簡潔できそうなヒントがたくさんありました。

 採油場では、オリーブオイル味を採油方法でどう変えていくかを、たくさん話しました。
オリーブの実の洗浄や破砕、マラキシングや遠心分離などです。これまでの経験の中で完結している部分と、新しい採油方法も教えてもらい、今秋、試してみたくなりました。
 
 オリーブの話で盛り上がるのは楽しいものです。
これから新しく国際交流を続けていきたいと思っています…♪

農夫 尾豊弘


posted by takao-olives at 16:57| 日記