昨年から育てていたデュラム小麦、国内初の新品種「セトデュール」を6月16日に初収穫しました。以前から、Olive Oilと自家農園で栽培したデュラム小麦で、パスタとかピザとかパンなどをと考えていました。
収穫当日、京都大学の学生さんたちに手伝ってもらいながら、どんどん収穫していきました。コンバインが入りにくいところは手刈り、コンバインが入れるところはコンバインです。
刈ったセトデュールは天日で干し、水分量12%ぐらいになったところで製粉ごろ…。
まずは、思い切って電動石臼を購入し製粉してみました。小麦粉になってくれましたが時間がかかるのと、どの状態が一番いいい小麦なのかの見極めが難しいと感じました。そこで相談したのは、香川県小豆農業改良普及センターです。小麦の種籾も、ここへお願いして取り寄せてもらったのです。
そして待ちに待った今日、探していただいた製粉所へ製粉をお願いに行ってきました。
昔は、あちこちに製粉所があったようですが今では少なくなってきているよう、この製粉機を製造した会社は今もうないようです。
蕎麦、小麦、米の製粉の違いや小麦の保管方法、小麦を使う前にはふるいにかけて…、などなど…、短い時間でしたが製粉所のおじさんに色々教えてもらいました。
普段から何も考えず使っている小麦粉、食べている蕎麦…。話を聞くと奥深く、製粉をしていく段階でどう粉を見極めていくか…、Olive Oilの採油とよく似ているような気がしました。
デュラム小麦『セトデュール』が粉になってくるのは1週間後…、製粉のプロによって出来上がるのが楽しみです。
農夫 尾豊弘