2017年07月01日

2016年産Olive Oilも国際認証(IOC基準)されました。

PANEL N 66 - Nouen Takao Co Ltd.pdf


昨秋摘み採りしたオリーブの実を採油し、2016年産『ルッカ種100%』と『ミッション種100%』のOlive Oilとなりました。
オリーブ栽培を始めたころ、農業やOlive Oilに関する様々なことを勉強してきました。その中で8年前、エキストラバージンオリーブオイル(以下EVOO)と言えば酸度や過酸化物価の数値が頻繁に掲載されているのですが、EVOOには国際オリーブ理事会(International Olive Council=英IOC/伊COI)が定める国際基準(世界基準=International Trade Standard)があり、紫外線吸光度やオレイン酸などたくさんの数値基準があり、Olive Oilのカテゴリーも国際オリーブ理事会によって決められていることを知りました。
国際基準は、理化学的分析によるケミカルテストと人的味覚によるパネルテストの2つのテストに合格しないとEVOOの認証はいただけません。それから毎年採油するOlive Oilはイタリアの検査機関へ送り、認証され、2016年産も認証されたことで連続7年となりました。
初めてイタリアに送ったときは認証されるかどうか不安が一杯で、認証証が届いたときは感動と喜びで嬉しくなりました。今では認証されることはもちろんのこと、ケミカルテストとパネルテストの数値を見ながら、それぞれの品種の特徴や採油など、オリーブ栽培から採油、オリーブづくりの1年間を通してたくさんの反省や目標を考えられるようになりました。
 今秋も美味しい本物のEVOOができるよう邁進していきます。


※ IOC(International Olive Council インターナショナル・オリーブ・カウンシル)とはオリーブの分野における世界唯一の国際的な政府間機関
IOC は、スペイン・マドリードに本部をおく、オリーブオイルとテーブルオリーブの国際協定に基づく世界で唯一の政府間機関です。1959 年に、オリーブ栽培と生産の保護と開発のため、国際連合によって国際オリーブオイル協会(International Olive Oil Council/IOOC)として設立されました。その後、2006 年にインターナショナル・オリーブ・カウンシル(IOC)に改名されました。
IOC は、加盟国と協議をしながら、オリーブ業界発展のための政策作りを行っています。また、持続可能なオリーブ栽培の発展にも貢献しています。IOC プロデューサーメンバー(加盟生産国)で世界のオリーブ生産量の98%を占めています。
(IOC オフィシャルサイトおよび日本市場向けオリーブオイル啓発キャンペーンBelieve in Olive Oil サイトより)






posted by takao-olives at 18:46| 日記